今日のひげ

FUKAIPRODUCE羽衣メンバー。俳優・高橋義和のブログです。現在はブログはほぼ休止中です。

ものすごく長いお芝居

暑すぎる。そんな中彩の国さいたま芸術劇場へ。越谷と熊谷で40℃越えだったそうなので、与野も同じくらいあったんじゃないかと思う。日なたを5分歩くだけできつかった。


で、招待券をもらったので、ホリプロエレンディラ」を見た。
演出:蜷川幸雄 音楽:マイケル・ナイマン 原作:ガルシア・マルケス


2度の休憩を含めて計4時間10分。寄席を前座からトリまで見るよりも長い。
その長さの割りに、驚きやダイナミズムやその他の何か、引っ張っていける物を欠いていて、飽きる。あれだけ長けりゃ仕方ないかもしれないが、何度か寝そうになる。
儚さのお話だったのだと思うのだけれど、何のせいなのか、それが滲み出ていなかった、と思う。悲しくもなくて、それより眠いという。あれを見てそんなことを一番に感じていた自分も、つくっている向こう側も、どうよ、それは。




私はそんな風に思ったのだけれど、スタンディングオベーションが起こっていたので、もしかしたら面白いお芝居なのかもしれません。


しかし、あれだけ長大な物語を日によっては2ステージ(23時過ぎまでやって、次の日12時半からという日もある)こなしている俳優さんたちには感心する。単純にそれだけでもすごいよ。
特に、瑳川哲朗さんは大活躍だった。