黙祷の日
お盆休み。曇り。夕方にわか雨。
今日は買い物以外には出かけず、休む。
高校野球を見、掃除をし、小説と漫画を読む。
夕食。肉を焼き、野菜を焼き、食べる。きのこを素焼きにして醤油をたらし、すだちをふったらすごく爽やかで美味しかった。もう、秋の味だ。ビールとともに。
小説。
真梨幸子「お引っ越し」読了。
もやもやする連作短編。最後の章でのまとめかたがとても気持ち悪い。
漫画。
池辺葵「繕い裁つ人」1〜3巻。
線の少ない画で、洋裁店をひとりで営む女性の日常を。淡々としているように見えながらも内側で迷い悩み吹き荒れることがある。自分でもコントロール出来ない心の状態になることがある。しかし、それも日常のひとつ。言葉も最小限でモノローグによる説明なども一切ないのに、すごく伝わる。「プリンセスメゾン」と2作(しかもどちらもまだ途中まで)しか読んでいないが、この方の作品、とても好きだ。というか、自分の隙間にちょうど潜り込むというか。何故か分からないけど泣いてしまうような、優しく心がつつかれるタイプの。人と人はつながっている。でも人間はひとりだ。でもつながっている。
実写映画、中谷美紀さん主演でやっているのだな。きっと素敵なのだろうが、見たいような見たくないような。
ふと、JUDY AND MARYの後期の曲をいくつか聞く。結果を知っているからの偏見かもしれないが、何となく解散しそうに聞こえた。
間違いなく初期に比べて洗練されているのだが、何となくバンドが解散しそうな音と歌声に聞こえて、そわそわする。