2005-07-14 ■ 芥川賞と直木賞が決まったようですが、とりあえずそれはおいておいて、島本理生の短編集「一千一秒の日々」を読みました。 稲垣足穂からタイトルを取ったようだけれど、中身は全くそういう感じでも無く。 視点の置き場所と楽しみ方がよく分からないので恋愛小説がとても苦手なのだけれど、何だかこの人のは読んでしまう。 そういうあれを、生きる中でたくさんあるいろいろな物事のうちのひとつとして捉えているからかなあと。それだけを大切だとするのではなく、大き過ぎず、小さ過ぎず。 距離のとり方の問題もあったりするだろうし。