読み終える日

仕事。
梅雨入り後の、晴れ。暑い。

夜、帰宅。少し体調悪く、そのまま帰宅。

漫画。昨日の続き。
冬目景「イエスタデイをうたって」7〜11巻。
完結。
最後まで丁寧に。けれど、軽妙に。
20年近く続いた連載。絵柄が良い意味で少しライトになったり、携帯電話が普及したり、物語よりも年月の経過が早い、現実の社会の変化への対応はありながら、読み手にほぼ気にさせずに最後まで。
過剰にならない心理描写の絶妙な丁寧さ。ラストも素晴らしかった。他人から見ればやきもきするし、イライラもするけれど、それぞれの人生そんなものだと思う。自分のものだって人から見れば。

長年、曲げずにやり通すことの凄さ。

と、そうだもうひとつ。煙草を吸うシーンが最初から意図的にかなり多く、これは読み進めるにつれ、時代に沿って減っていってしまうのではないかと心配になったが、全くそんなことはなく、クライマックスに大切な小道具として使われていたりした。
そういうことが気になるのも、知らないうちに植え付けられたこちらの、読み手の変化なのだと思った。高橋は吸わないけれど。
連載は、1997年から2015年。