今日のひげ

FUKAIPRODUCE羽衣メンバー。俳優・高橋義和のブログです。現在はブログはほぼ休止中です。

やりたかったことをやる日

昭和の暮らし博物館

休日。
今日も雨。


午後から出かける。下丸子へ。
楽しみにしていた「高野文子の描く 昭和のこども原画展」(@昭和の暮らし博物館)へ。
昭和20年代に建てられた二階建て民家を、家具なども生活されていた頃そのままに使って、当時の生活を知ることができる博物館とした場所。
博物館と呼ぶには小さい家だが、雰囲気がある。この本物の民家と比べても、「僕の東京日記」の美術はすごく良くできていたのだなあ、と改めて。と、子供の頃に行った、香川の母の実家のことも思い出した。


その民家の一室で行われている、高野文子さんの原画展が目当て。
点数は少なかったが、単行本の表紙絵を含むカラー原画の美しさを堪能し、大好きな「美しき町」や「黄色い本」の原画も間近で見られて大満足。構想中のまま頓挫しているという作品のラフスケッチまで。
静かな空間でしばしうっとり。
小さな庭が見える畳の部屋で、ここで作ったという温かいどくだみ茶をご馳走になる。ほっとする。柱時計のこちこちいう音が聞こえる静けさ。突然ぼーんぼーんと響いてはっとする。雨の日に来てよかった。


原画展オリジナルの手ぬぐいを買いがてら、受付の女性とちょっと話す。聞けばその方がこの家の持ち主で博物館のオーナーとのこと。ここに住んでいた妹さんが亡くなり住む人がいなくなったから、大田区に家の寄贈と保存希望を申し出たら断られたそうで、壊すのはもったいないから自らで博物館にしたそう。だからここは私立の博物館。
というか、登録文化財の建物なのに断るのか、区は。そういうものなのか。
手ぬぐいもとてもかわいく大満足。もう少し安かったら2枚買いたかったくらい。
http://www.showanokurashi.com/


雨の中少し散歩してから、電車を乗り継いで浅草へ。
前からずっと行きたかった中華料理屋、「菜苑」にはいる。
純レバ丼というのを食べる。鳥レバを煮込んだものをご飯の上にたっぷり乗せ、さらにその上にたっぷりのネギを積み上げたメニュー。
店は汚いが、すごくうまい。ビールに最高に合う。混ぜて、一気にかきこむ。満足。


のち、浅草ぶらぶら。楽しい。しているうちに夜。

ちょっと移動して東向島へ。
寺島浴場。初めて入る銭湯。
なかなか良し。あまり広くはないが、不思議と静かなのが良い。待合所にも番台にも脱衣所にも、テレビが一台もないからかもしれない。かわりにうっすらと懐メロの有線がかかっていた。
久々にサウナも。


たっぷり温まってから、最後は北千住。
〆に焼き鳥でレモンサワー。



雨の休日だったが、最近したかったことを詰め込むことができた。かつのんびりできた。
大満足。


帰宅。寝る。
夜になって、さらに冷え込んできた。