布の日

午前中仕事。

午後、稽古場に行く前に頼まれたので買い出しで日暮里繊維街へ。
買い物でここ来たのは大学生ぶりだ。土曜日はものすごい混雑。そして布が安い。快晴で暑い。

のち、稽古場へ。稽古。

夜から雨も降る。

こち亀の連載終了が発表される。40周年を区切りに。衝撃を受ける。
年の離れた姉が読んでいたので物心ついた時には単行本が身近にあったこち亀。五歳くらいから読んでいたと思う。
たぶん、生まれて初めてちゃんと読んだ漫画はこち亀だ。漫画や小説や、文字を読むようになった原点はこち亀だろう。36巻、「両さんの長崎旅行」の巻を意味もよくわからないながら繰り返し読んだことは今だに覚えている。出張で長崎に行く途中に寄った大阪で、地元の警官と巨人と阪神の悪口を嫌味たっぷりに言い合うところとか、卓袱料理を食べるところとか、結局部長に激怒されるおなじみのオチとか、内容までかなり詳しく覚えている。
漢字が得意だったり、地理が好きだったり、なぜこんなこと知ってるのだろうと自分でも不思議に思うどうでもいい知識が身に付いているのも、たぶんこち亀のおかげだ。人格形成にも大きな影響があった気がする。
小遣いでこつこつ100巻まで集めた単行本を、プレイステーションがどうしても欲しくて、その資金のために古本屋に売ってしまったことは苦い思い出だ。今思うと、ほんとに売らなきゃ良かった。
40年、毎週、一度も休載がなかったそう。ほんとにすげえ。
近年はたまにジャンプを手に取った時にしか読んでいなかった。
改めて、昔のものから読み返してみよう。