映画館に行く日
仕事。
暖かい日。
終わってから、ひとっ走り。
風呂に入ってだらだらしようかと思ったが、今日だけ安く見られるクーポンがあったので、西新井の映画館へ。
「アメリカンスナイパー」とどちらにするか迷ったが、「幕が上がる」を見る。
高校演劇を題材にしているというだけでフラットな感覚では見られないだろうと思ったが、真っ当な青春映画として面白かった。
試行錯誤と成長の話。
登場人物、出演者の時間の流れにうそがない感じがして、良い。さぼっていない。
部活動としての演劇部に関してはファンタジーな部分もあると思うが、自分が現役から遠いこともあり、それはそれとして見られた。実体験ではもっと肩身が狭い部活だったはずだが、地方や学校によっても違うか。
高校のときに読んだ、平田オリザさんの「演劇入門」のことをなんとなく思い出した。内容を、というより、そういう本を読もうとして読んでいた自分のことを。
途中。あ、木皮くんだ!、とか、松井さんだ!、とかちょいちょい本筋と関係ないところでにやにやする。
それもあって、やっぱりフラットには見られていない気はする。
いい気分で、歩いて帰る。