よりみちパン!セ
療養しつつ、理論社の「よりみちパン!セ」シリーズの中から、みうらじゅん「正しい保健体育 (よりみちパン!セ)」・森達也「いのちの食べかた (よりみちパン!セ)」・宮沢章夫「演劇は道具だ (よりみちパン!セ)」を読んでいた。
(一応)中学生向けのシリーズなので、それぞれがいかに難しくなりすぎずに伝わりやすく書くかを工夫しているのだけれど、特に「正しい保健体育 (よりみちパン!セ)」の、小学校の教科書のような体を取りながらも書いてあることの9割がでたらめで急に真面目なことを言いだしたと思ったらまたでたらめ、という方法がとても良い。面白がることはとても大切だと思う。なにしろほとんどはでたらめだ。それはそれとして、話としてはどうだこうだということだ。
「演劇は道具だ (よりみちパン!セ)」はまだ読んでいる途中なのだけれど、高校でやっていた時のことを急に思い出しつつ読む。当時やっていた訓練にはこういう意味があったのかとか気づきながら。ものすごく今更なのですが。
まあ、一生気づかないよりはいいだろうと開き直り。ああ、そうかそうか。
そしてその中でも必要なものは何か。それはきっとそれぞれだ。
そうか、3冊とも新しい発見というよりも気付くことの面白さか。そういうあれでした。