外でク･ナウカを見る

昨日のチェルフィッチュの感想、今日落ち着いて読み返してみると自分でも意味がよく分からないです。
でも、特に書き直しません。とにかく面白かったということが伝わればそれで良いかと。




で、今日もお芝居を見に行く。
ク･ナウカ『ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」』(東京国立博物館日本庭園 特設能舞台)。これもまた面白かったです。


題名の通り、シェイクスピアの「オセロー」を能の形式を使って構成したもの。
会場が野外なので火を焚いたりするかなあと少し期待していましたが、それはやっていませんでした。場所柄、無理だったのだろうと。なにせ博物館の敷地内だから、燃えちゃったら大変。
本来能舞台の後ろにあるべき松が描かれた鏡板の代わりに、庭園の林と池を借景にした舞台美術が全体に広がりを与えていて活きていました。綺麗だったし。


演劇形式は能だったのですが、演技は能のそれをそのまま踏襲するのではなく現代の演劇の方法からアレンジも加えられていました。しかし随所に謡うような能独特の台詞回しをさらに特化したような部分もあり、リズムの心地良さにすっかりその世界に持っていかれる感じがありました。生演奏のパーカッションと相まってとても良い具合で。
こういうのは昨日見たチェルフィッチュに似ているなあと。






ちなみにここと同じはてなダイアリーに、この公演のブログがありました。今日見つけたのでまだ読んでいないのですが、きっとこっちの方がいろいろ詳しく書いてありますので参考までに。
http://d.hatena.ne.jp/kunauka/