今日のひげ

FUKAIPRODUCE羽衣メンバー。俳優・高橋義和のブログです。現在はブログはほぼ休止中です。

都電で小学生の踊りを見に行く

『子どもとつくる舞台シリーズ vol.4 ダンス公演・「おはよう」から「おやすみ」まで』(@にしすがも創造舎・体育館)を見に行く。


構成と演出は珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝さんで、出演者は全員一般の小学生(2〜5年生)。場所は廃校になった中学校の体育館。10回のワークショップから作ったそうで。
私はダンス全然分からないのですが、思っていたよりもかなりよく、面白かったです。
普通の小学生なので、当然ダンサーなわけではなく、欠点はあるのだけれど、逆にそれを最大の特長として活かすように作っていたようでした。踊り手それぞれに大切な部分を任せるようにして。かなり自由にさせて。
基本的にはばらばらなのだけれど、時々ふと全体が合わさるように見える瞬間があって、それがとても心地よく。作る過程を見てみたかったなあ。
一昨日見たク・ナウカの計算された俳優のからだと、小学生達の生活と遊びのからだ、どっちもまたそれは面白いなあと思いました。


あと、彼らは上演時間の30分くらいほとんどずっと走り回っていたのに、息一つ乱れていない上に、ものすごく楽しそうで始終笑顔。ほんとあの子らずっと自然に笑ってたなあ。緊張して無いようにさえ見えた。私には真似できないです。見習わなくてはいけません。


出演者の大部分が女の子だったのは、あのくらいの年頃の男の子はあまり踊ったりしたがらないからかなあと。




で、久しぶりに都電に乗って帰りました。地下鉄の駅もあったのだけれど、都電好きなので。
何となく、子供の運動会とか学芸会とかを微笑みながら見る親の気持ちが分かったような気がした一日でした。