衝撃の日
仕事。
今日は久々に寄り道せず、家に帰る。
枡野浩一さんがTVBros.に書いてくださった「愛死に」のレビューを読み感心して感激し、杉田さんが早くも編集をしてくださった「愛死に」、「Crazy Love」の映像を見て、そうか、こう見えていたのだなとまた感心して感激。うれしい。
冷やしうどんを食べ、漫画や小説を読み、ラジオの野球中継を聴いたりテレビを見たり、だらりと過ごしていた。
西武の延長負けにがっかりとした直後に発表されたニュース。
森慎二投手コーチが亡くなったと。25日に体調不良を訴えて、遠征先でそのまま入院していたらしい。多臓器不全との発表。
42歳だ。抑えや中継ぎでバリバリ豪速球を投げていた時も、アメリカに渡ってこれからという時に脱臼をして丸何年も投げられなかったことも、日本に帰ってきて独立リーグで選手兼監督として地域に根ざしながら野球をしてきたことも、つい一、二年前にようやく西武にコーチとして帰ってきたことも、リアルタイムで追いかけていた選手。西武ファン同士で飲みに行った時には最近も名前があがった。
現役時代はコントロールの荒さや不安定さがあって泣かされもしたが、さまざまな経験をしてきた分、良いコーチになるのではないかと思っていた。
早すぎる。心から、ご冥福をお祈りします。
そして、皆どうか健康でありますようにと祈り、自分自身も健康でいるよう努力しようと改めて。
小説。
山下澄人「しんせかい」読了。
中に漂うというか、脳内のぼんやりとした想像の風景に入り込んでそこにいる人たちを覗き見るような。読みながら、とても良い時間を持てた。時に靄がかかり、時に突然想像がはっきりとして襲いかかってきたり。
表紙の題字を、【先生】、倉本聰さんが書いているの、良いな。