青年団の日

仕事。

夜から吉祥寺へ。
日が落ちる頃になってもまだ猛烈に暑かったので、かき氷を食べてから劇場へ。
青年団「ニッポン・サポート・センター」(@吉祥寺シアター)を見る。
青年団の本公演、10年以上ぶりに見た。
ひっくり返るほど面白かった。
いつの間にか始まり、小さな大きなばらばらの出来事が起こりながら、気がつけばそれらのこと全てがその場の空気になり、観客も含めた全員を立ちすくませる。滑稽さを笑いながら見ていたら、いつの間にかその中に自分も放り込まれていることに気づく。いや、もともと、日常を生きているうちにその中にはいたのだし、そのことも知っていたのだけれど、改めて、強烈に自覚させられる。

平田オリザさんのやりたいことを、舞台の上の全員が見事にそこに表してみせる。その上で、一人一人が個性的にしっかり生きている。嘘がないとはこういうことか。すごい相互関係だ。

この十年くらい、勝手なイメージで青年団を見にいっていなかったことを本気で反省して悔やんだ。実際に見なければだめだ、これは、すごい。近年になく、ふるえた。

一緒に見にいっていた深井さんと、興奮しながらいせやで酒を飲みシウマイを食べ、店が閉まったので興奮しながら缶チューハイを飲み一駅歩く。おろしたての靴だったのでちょっと靴擦れしたが、そんなのはいい。そのくらい興奮した。