静岡の日

休日。
晴天と強風。

朝、深井さんのお母さんと待ち合わせて、静岡へ。
最初は小田急ロマンスカーで小田原まで行く予定だったが、倒木で動かなくなっているとのことで、東京駅から東海道新幹線で。

「ふじのくに野外芸術フェスタ2016『まちは劇場』プロジェクト『ストレンジシード』」に羽衣が参加しているので、見に。
静岡市役所前の広場で。大通りに面した、街の真ん中。
深井さん日高さん澤田くんの3人に、地元の方６人を加えて。
「果物夜曲」、「サロメvsヨカナーン」の二曲。
羽衣の曲が歌われるのを客観的に見たのは何年ぶりだろう。
自分が出ていないことがさびしかったが、やはりすごく面白かった。そうか、こう見えているのか。とても新鮮だった。
羽衣は野外に合う。街が、強い風さえ、すべてが借景になる。普通に歩いている人たちが歌の中の人になる。すばらしかった。
そして、深井さんの溌溂さと、周りの空気を取り込んだ上で放出してその場の全てを包み込む優しさと。
身内をあまり褒めるのもどうなのかと思うが、やっぱり面白かったのでそれはいいじゃないか。

他の団体も見る。CHAiroiPLIN、スイッチ総研、カンパニーデラシネラ。野外劇、いいな。

のち、深井さん糸井さん日高さん澤田くん坂田さん深井さんのお母さんと飲む。静岡、食べ物うまい。生しらす！生桜エビ！ああ。

楽しかったのだが２時間くらいで中座して、東京に帰る。

東海道線、普通電車で。静岡→三島→熱海→東京。意外と乗り換えずに行けた。3時間半。連休中の夜はすいていて、心地よい。真っ暗な車窓に電車が走る音だけ聞こえる。静か。

缶の緑茶ハイを飲んだり、居眠りしたり。
漫画を読んだり。
池辺葵「プリンセスメゾン」2巻。
都会で生きる。酒と夜のおともにもってこい。具体的な物語がないのも、合う。やさしい。内山田洋とクールファイブ「東京砂漠」、ついYouTubeで聞く。

とても良い一日だった。寝る。