今日のひげ

FUKAIPRODUCE羽衣メンバー。俳優・高橋義和のブログです。現在はブログはほぼ休止中です。

観劇とポーランド戦の日

仕事。


夜から上井草へ。
羽衣作家部・平井寛人の個人企画の舞台を観に。
平井企画「生きているなら愛を示せよ」(@エリア543)。
寛人が元々持っていたものや近年蓄積したであろうものや今は持ってはいないけれどやりたいことや、今できるものを詰め込んだ、ファーストアルバムな趣きのある舞台だった。寛人自身は仮面かぶって出ずっぱり動きっぱなし。すごいな。
鯉和さんも出演。コントロールができている。そしてチャーミング。


見終えて、少し話して帰宅。



ワールドカップを見る。予選グループリーグ最終日。
日本-ポーランド。0-1。
グループ内ランク最上位ながらすでに予選敗退が決まっているポーランドが、意地を見せた。
試合自体はラスト10分、どちらのチームも走るのをやめ、全く何もしなくなったためつまらなくなってしまった。グループ全体の何かが一つ違えば、本来は一番エキサイティングになっていた時間帯が。
同時刻の試合、コロンビア-セネガルが1-0で終わり、日本の決勝トーナメント進出が決まる。
大会前のガーナ戦スイス戦の状態から、よくここまで。素直に、すごい。



で、これは次の日のテレビとかを見て思ったこと。
昨日の試合運び、負けているのに全く攻めようとしなくなった10分間について、かなり批判が多いのにびっくりした。
あの状況であの作戦を取って、決勝トーナメント進出を勝ち得たのに。
(日本を応援しているわけではないけれど会場にサッカーワールドカップを見に行った人たちのブーイングはわかる。一番安い席でも1万円以上するチケットを買ってあれを見せられたら、普通は怒る)
後半ロスタイムにやられたドーハの悲劇だけではなく、日本はそういうずるいとも取られるような試合運びができないから世界で勝ちきれないのだという報道や論評を昔からよく見た。昨日はそれに成功して、結果を出したのになぜ叩かれるのか。
たぶん、どうしていたとしても、何か言う人は言うのだと思う。例えば昨日の試合で最後まで点を取ろうと攻めに重心をかけて、その結果カウンターをくらい、ゴールをぎりぎりで防ごうとしてイエローカードが積み重なって、結果フェアプレーポイント差で日本が敗退していたら、今日文句を言っていた人たちはきっとよくやったとは言わず、批判したのだろうと思う。何であえてあそこで攻め続ける必要があったのかと言うのだろうと思う。


日本の次の試合が見られる。相手は今大会とても充実しているベルギー。とても楽しみ。
これでコテンパンにやられたら、あんな作戦まで取って勝ち上がったのに何だったんだこの間のは、と世界中から思われるだろうから、がっつりとぶつかって、面白い試合を見せてもらいたいなあと思う。全く簡単ではないけれど、今日ヒールになったチームが勝ち上がれば面白い。


そして大会自体も、ここからは全試合楽しみでならない。